2017-10-14 あきがおちる 植物 緑 あきが落ちた。 ぽとっと落ちた。 たかいたかい木から、急に落ちた。 それは地面と対面した時点で、すでに元の形を失っていた。 あきが少し潰れた。 秋が来た。 秋が来たけれど、終わりもまた来つつある。 冬が少し顔を見せている。 結局のところ、流れゆくのだ。 何事も流転する。 ただ、僕だけが変わらない。 変われない。 変わりたい。 そんな不安をうちに抱えながらも、秋を噛みしめ、冬を予感する。