2017-10-13 ひたりで 神社 雨がしとしと降り続ける。 本来なら憂鬱な雨だけれど、二人なら楽しむことが出来る。 二人で一つの傘なんて、狭いはずなのに楽しむことが出来る。 会話がなくとも、決してつらさを感じない関係性。 そんな二人を眺めつつ、己が傘の広さを嘆く。 この広い傘の中に誰か来てくれるのだろうか。 二人の幸せを祈りつつも己が幸せも願わずにはいられない。 この世に楽園が生まれるといいのに。