長い長い路地を進んでいくと 目の前には我の強いあかいとびらがあった それは暗い路地から見つめているとかくも魅惑的であり そちらのほうにふらりふらりと歩いて行ってしまう 光によって行く虫のように カレーの香りにつられる部活帰りの少年たちのように …
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