2017-10-20 白と黒 モノクロ 暗い道の向こうに白い壁に扉が見える。 それはさながら、今の自身の境遇を表しているようである。 明かりがまぶしく、直視するのもはばかれるようでありながら、目をそらすことが出来ない。 あぁ、この暗き道から飛び出て光の壁に羽虫のように真っすぐに向かえればよいのに! そのように思い詰めながらも、僕はまた黒い壁に沈んでいく。 決死の覚悟、それこそが僕にかけたものである。